資産運用の基礎知識、『金利ってなんだ?』

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知っているようで、意外と知らないかも。金利ってなに?

投資をするなら、知っておきたい『金利』の基礎知識。

金利は、さまざまな投資の基本です。


金利というと、住宅ローンや自動車ローンなどローンを利用したときに支払う利息や、定期預金などに預けたときの利息などを思い出します。

当たり前のように、支払い。また、当たり前のように受け取っている『金利』。

でも、その『金利』って一体何者なの?と聞かれると意外とよくわからないことも多い。


一般的な認識としては、お金を貸したり借りたりした時の賃料という認識があるようです。

しかし、それだけだと説明がつかないこともある。

例えば、『マイナス金利』。

最近では、『マイナス金利』という言葉を聞くことがあるけれど。

金利がマイナスってことは、お金を貸すと、本来もらうはずの利息を、支払うことになる。

これって、貸すことに対する賃料という認識では、うまく理解できない話です。


金利とは、貸したり借りたりすることによる賃料というだけではないようです。

金利は、貸すものと借りるものの間の取引で、お互いの損得を帳尻合わせする差額の補填というのが本当の見方なのかもしれない。


金利によって帳尻を合わせしているものとは。

金利によって貸す側と借りる側で損得を帳尻合わせしていることとして。

① 物価の変動

② 信用リスク

③ 時間のリスク

といったものが考えられています。


物価の変動というのは、通貨とモノの間の価値が変動することによって起こるものです。

お金の勉強をすると、インフレという言葉を学ぶことが多いです。

インフレとは、物価が上昇している状態のことを指すことが多いですが、見方を変えれば、通貨の価値が下落していると取ることもできます。

このように、通貨の価値が下落するのに合わせて、その分を補填するために、『金利』を支払うことで帳尻を合わせている。

逆に、モノよりも通貨の価値が上がっているときには、借りる側が金利を受け取る『マイナス金利』で帳尻を合わせているわけですね。


次に、信用リスクとは、貸したら返ってこなくなるリスクを言います。

返ってこなくなる信用リスクが高くなると、金利を高くしてリスクを減らそうと考えるわけです。

この話は、物価の話と比べて、直感的に理解できる話だと思います。


3つ目は、時間のリスクです。

長い期間貸すのと、短い期間貸す、どっちがリスクがあると思いますか?

これも直感的に理解できることですが、長いほうがリスクが高いと感じるものです。

そのため、時間が長くなるほど金利が上がる傾向がある。

と言いたいところですが、そうとも限らないときがあります。

極たまにですが、短い間貸す金利の短期金利が、長い間貸す金利の長期金利よりも、高くなることがあります。

この現象を『長短金利の逆転』などと呼んでいます。

結局は、貸す側と借りる側の帳尻合わせが、時間間隔でも起こっているという事かもしれません。


政策金利って?

最後に、通貨を発行している国の機関などが行う金利の調整についてです。

たとえば、日本で言えば日本銀行。アメリカだとFRBなどがそれに当てはまります。

彼らは、金利をつかって、景気や物価などの変動をコントロールしようとしています。

景気が行き過ぎた時、または景気が悪い時に、金利を上げ下げして、景気を調節しようとしているわけです。


景気が加熱しすぎた結果、巨大なバブル崩壊や恐慌などが起きてしまったという苦い経験から、景気の加熱を抑えることが必要だと考えられています。

加熱しすぎない、ほどよい景気にコントロールするために、景気が良くなりすぎている時には、金利を引き上げて、お金の流れを一時悪くしようとします。

逆に、景気が悪い時には、金利を引き下げて、お金の流れを良くしようとします。


同じように、物価の上昇が激しくなってきた時には、金利を引き上げ、お金の流れを悪くし、通貨の価値下落を抑えようとします。(供給を抑えると、価値があがる需要と供給の理屈ですね。)

逆に、物価の上昇が落ち着いているときには、お金の流れを多くして、景気をより良くすることを考える傾向が強いようです。

そう考えると、基本的に景気がいい状態が続いてほしいと考えていると、『物価は上昇傾向にある』というのが普通の状態と考えることができそうです。

言い方を変えれば、『通貨の価値というのは構造的に下がるようになっている。』

お金というのは、延々と同じ価値であるわけではないのです。



総体的に見て、『金利』というのは、経済そのものを表していると言えなくもないため、『金利』を知ることは、投資の基礎知識だと言われているわけです。

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