『守る力』が資産運用を勝利を導く⁉

敗者のゲーム!
投資は、勝とうとするよりも守ることが大切。
投資の名著、チャールズ・エリスの『敗者のゲーム』では、資産運用では、守ることが大切だと教えてくれます。
著書の中で、投資は、テニスやゴルフと同じで、敗者のゲームだといっています。
これら『敗者のゲーム』では、一般的なプレイヤーは、相手に負かされるのではなく、自滅して負けることになるといっています。
つまり、投資というのは自分のミスによって負けているのがほとんどだと言っているわけです。
『敗者のゲーム』で勝つ方法は、自分のミスをできる限りなくすこと。
これが、投資の素人とプロを分ける大きな違いになってきます。
投資では、勝とうとする必要はなく、負けないようにすること。
それだけ考えていれば、不思議だけど、だいたい勝てる。
投資の技術のほとんどは、守ることから始まる。
分散投資にしろ、長期投資にしろ、バリュー投資にしろ、多くの投資戦略というのは、『守る』ことを重視している。
勝とうとしてやる投資戦略は、多くの場合において、負けている。
なぜなら、『ミス』をするから。
攻めるよりも、守ること。
欲をかいた行動は、だいたいミスする。
中には、攻めまくって勝っている人もいるが、その理由は簡単。
確率で考えれば、そういうことがあってもおかしくない。
ただ、そうとうな強運の持ち主だったってだけのことです。
株式投資など効率的な市場での投資は、実力や能力でカバーできる部分は、それほど大きくない。
逆に言えば、実力や能力がなくたって、運さえあれば素人でも勝てる。
しかし、運というのは、突然見放されることもある。
とことが、守りの強い人は、運に見放されることがあっても、そこそこのとことで踏ん張れる。
そして、運に見放された期間をそこそこで耐えきることで、運が向いてきたら一気に儲かるようになったりする。
だから、『守りを固める』必要がある。
『守り』というのは、将来資産運用で勝つための、基盤となってくるものなのです。
この記事へのコメント