投資をするなら、失敗することを考えよう!

投資では、絶対失敗をする!
「投資は絶対失敗するものだぞ!」といったら。
「失敗なんてしたくない。」
「損したくないから、投資の勉強をしたり、専門家に相談したりしている。」
という声が聞こえてきそうです。
でも、投資を経験している立場だからこそ言いたい。
「投資では、必ず失敗します。」
投資で扱うのは、『予測が出来ない』、『ランダム』といった不確実性です。
失敗しないわけがない。
失敗しないで投資をしようとすることじたいが間違っていると思っている。
「失敗しない」よりも失敗した後の対処法。
どうなるかわからない、不確実性の世界では。
「失敗しない」に一生懸命になるよりも、「失敗した後の対処法」を学ぶことの方が大切です。
失敗しても、命取りにならないように。
失敗した後に、その失敗を取り返すために。
失敗を想定の上で運用すること。
これが投資や資産運用のコツです。
失敗することを、運用計画の前提に入れていないのは、大いに間違っている。
不確実性という、投資の世界の一番大切な要素を忘れている。基本をおろそかにしている。
だから、投資で取り返しのつかない失敗をしたり、失敗してそのまま終わりにしてしまったりする。
「心地よい失敗をしよう!」
「傷の浅い失敗になるようにしよう!」
失敗は恐れるものではなく、コントロールするものです。
失敗と成功は、循環しています。
失敗を小さくできれば、投資が不確実なものであっても、それなりに上手くコントロールできます。
失敗をコントロールする。
「儲けようとするよりも、大きな間違いを犯さないようにする。」
これが、投資の原則です。
間違いを犯さないようにするとは、言い換えれば「やってはいけないことを、やらない。」です。
「やったほうがいいこと。」よりも、「やってはいけないこと。」に集中する。
これが、不確実な世の中を上手く生きるコツでなり、投資にも通じることです。
しかし、投資に関して、「やってはいけないこと」をよくわかっている人は、あまりいない。
世の中の投資の情報が、「やったほうがいいこと」でいっぱいで、みんな「やったほうがいいこと」を求めているのだから仕方がない。
でも、それは大きな間違いを犯す危険性が高い考え方だと思う。
もっと「やってはいけないこと」に意識を向けるべきだと思っています。
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