今更聞けない?投資信託の基本。

資産運用と言えば投資信託?
資産運用の窓口と言えば、投資信託ですよね。
つみたてNISAやiDeCoをつかって資産運用する時にも、投資信託を利用することが多い。
資産運用初心者が、一番最初に検討する金融商品もやっぱり投資信託。
なぜこれほどまでに投資信託が市民権を得て来れたのだろう?
実は、投資信託と一言で言っても、本当に多種多様なものがあり。
中には、その存在意義に関して賛否両論あるものも多い。
運用先として、お金の預け先として、決して優良だと言えるものではないところもあるものです。
それでも、投資信託を知らずして、運用をはじめることはできないまでになってきた。
とりあえず、投資信託の基本は押さえておきたいものです。
投資信託の利用価値は分散投資?
投資信託を利用する目的には、分散投資があります。
「一つのかごに卵を盛るな」という格言でも有名です。
一カ所に集中投資してしまうと、失敗した時に取り返しがつかなくなる。
でも、複数に分散させておけば、一つがダメになっても、他で取り返せる、かもしれないというわけです。
株式に投資をしようとすると、通常百万円以上の資金がないと、まともな分散投資はできないものです。
しかし、投資信託は、投資信託自体が分散投資をしているから、1万円でも分散投資ができる。
これが投資信託を利用するメリットというわけです。
分散投資によって、安全性を高めている。
だから、投資しやすくなる。
というのが、投資信託のメリット。
中には、株式市場のほぼ全体に分散させることができる『インデックスファンド』というものもある。
市場全体に連動させることが目的なので、個別銘柄の値動きリスクの影響をほとんどなくせる。
ある意味では分散投資の究極の姿と言えるのかもしれない。
投資信託の安全性?
投資信託は、分散投資という安全性以外にも様々な規制によってその安全性を担保しています。
投資信託で運用している資金は、運用を指示する人や会社、投資信託を販売している人や会社の財産とは完全に切り離され、「信託銀行」に保管されています。
つまり、投資信託を販売する者や投資信託の運用をする者が倒産したりしても、投資信託に預けた資産がなくなるわけではないことになっています。
この仕組みは、ある意味銀行預金よりも安全性が高いところがあります。
銀行預金では、ペイオフといって預金が1,000万円を超えるようになってくると、その銀行が破綻したら、1,000万円以上は切り捨てることができるようになっています。(1金融機関1預金者あたりの元本1,000万円までと、その利息等が保護の対象)
投資信託には、ペイオフという制度がないため、ほとんど無条件で保護されるという制度はありませんが、そもそも分散投資と分別管理をしているため、特定の企業の破たんの影響で財産のほとんどを失うようなことはないわけです。
投資信託の手数料には注意が必要
世の中の金融商品などの投資性の商品の特性として。
世間に広まりやすくなると、損しやすくなるという事があります。
投資信託は、一部の投資家(お金持ち)しかできなかったことを、『誰にでも』できるようにし、『小口で販売する』ということを成し遂げました。
つまりは、窓口を広くし、みんなが買えるようにしたわけです。
いいことのようにも思えますが、実はそこに注意すべきところがある訳です。
皆が同じように買えるようになるという事は、それは『儲からなくなる』可能性があるということです。
また、株式や債券などの金融資産を、みんなが買えるように加工したものには、手間代がかかっているものです。
それが、投資信託に関わるものの収入になる、手数料というものです。
この手数料によって、一般の人たちは『より儲からなくなってきます。』
そう考えると、投資信託というのは、金融機関とその関係者が儲けるための仕組みなのかもしれないと思えてきます。
そして、それは本当のことなのでしょう。
本気で投資と運用で資産を築きたいなら、資産が増えるのに従って、投資信託からは手を引くようにしていくことが一番だと考えます。
個人的な実感としても、ある程度まとまった金額ができれば、投資信託に頼らずとも、十分な分散投資はできると感じています。
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