上がる? 下がる? 株価の予測をするのは投資家の仕事ではない‼

資産運用初心者によくある勘違い?
投資や資産運用をしたことがない、投資初心者がもっている投資のイメージで大きく勘違いしていること。
それは、株式投資をやっている人は、株価が上がるか下がるかを予測して賭けているというイメージ。
「上がりそうな株を買う。」
「経済がどうだから、今後の株価がどう動くか。」
「政治や著名人が、世界をこう見ているから、きっとこう動く。」
「世界経済は成長しつづけるから、長期的に見れば、株価は上がる。」
本来こんなことはどうでもいい。
株価の予測がしたいのであれば、投資家ではなく、アナリストや経済評論家とかになればいい。
投資家になりたいなら、予測とは別の次元で考えなければいけません。
本物の投資家は、一方に偏った見方はしません!
「株価が上がりそうだから株式を買おう。」
という発想は、まさに投資の素人の発想です。
本物の投資家は、株価が上がろうが下がろうがどうでもいいと思っている。
そもそも、相場の予測というのはあてにならない。
頑張って、正確な予測をしようとしたって、しょせん外れることがある。
むしろ、外れることの方が多いぐらい。
アナリストや株式評論家たちは、上がる、下がるとただ口で言っているだけだから。
予測が外れたところで、「あれ?外したな」で終わるだけ。
でも投資家たちにとっては、外れることは、損失を意味する。
はっきりいって、予測しようとして損することが、もっともくだらない。
本物の投資家は、上がっても下がっても対応できるように常に体制を整えている。
本物の投資家は、株式市場を予測しようとはしません。
もし予測したとしても、その予測通りに投資しよう(ポジションをとろう)とはしません。
上がってもOK。下がってもOK。
という風に考えられるように投資のポジションを作っています。
よく、著名投資家や有名なアナリストがこう言っているからという理由だけで、投資している人の話を聞く。
でもこれは、大きな間違いです。
実は、多くの著名投資家たちは、口で言っている見立てと、実際の投資のポジションが違う時がある。
なぜなら、予測というのは『外れることがある』ということをわかっているから。
だから、実際の投資では、予測が外れたときにも大丈夫な状態を維持して投資をしている。
たとえるなら。
口では、「株価は今後上がると思う。」といっていても。
心のなかでは、下がる確率も20%程度はあると考えている。
だから、実際の投資ポジションでは、上がる方を重視しつつも、20%の確率で下がった時にも大丈夫な投資ポジションで投資しよう。
と考えているわけです。
上がっても、下がってもOK、というのは、そういうこと。
予測は、決して過信しない。
むしろ、経済の予測は不要だと言っている著名投資家は結構多いものです。
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